アベンティス ファーマは２月13日、ケトライド系経口抗菌剤「テリスロマイシン」（一般名）について、三共、藤沢薬品工業と日本国内での販売契約について基本合意に達したと発表した。承認後はアベンティスが製造、三共と藤沢薬品が１ブランド２チャネルで医薬情報提供や収集、販売を行う。テリスロマイシンは、仏アベンティス社が開発した世界初のケトライド系経口抗菌剤。急性の市中呼吸器、耳鼻咽喉科領域、歯科・口腔外科領域といった幅広い感染症に高い臨床効果があるという。01年10月ドイツで販売開始され、現在では全EU諸国やラテンアメリカの主要国で「Ketek」ブランドで承認されている。日本国内ではアベンティス ファーマが02年１月承認申請、今年中の承認を目指している。