中医協総会 4成分6品目の薬価収載へ
公開日時 2003/03/26 23:00
厚労省の中医協総会は3月26日、新医薬品4成分6品目の薬価収載を承認した。4月1日収載予定。日清キョーリン製薬の潰瘍性大腸炎用剤「ペンタサ注腸1g」(成分:メザラジン)は、炎部に直接作用するという有用性が認められること、市場規模が小さいことから、有用性加算(Ⅱ)、市場性加算(Ⅱ)が認められ、算定価格1グラム1個958.6円。医療現場では経口用のペンタサ錠をすりつぶし、注腸剤として使用する例もあるという。その他、キリンビールの高リン血症改善薬「フォスブロック錠250㎎」(成分:塩酸セベラマー)、同成分で中外製薬の「レナジェル250㎎」が25ミリグラム1錠35.6円。グラクソ・スミスクラインのステロイド系アレルギー性鼻炎用剤「小児用フルナーゼ点鼻液25」(プロピオン酸フルチカゾン)が2.04ミリグラム4ミリリットル1瓶1202.1円。三共の血圧降下剤「カルブロック錠8㎎」「同16㎎」(アゼルニジピン)は、新規性に乏しい新薬として、比較薬の過去10年間の最低薬価が適用され、8㎎50.3円、16㎎90.0円。