厚労省 国病などにSARS患者受け入れ指示
公開日時 2003/04/10 23:00
アジア地域での重症急性呼吸器症候群(SARS)患者集団発生で厚生労働省は10日までに、陰圧病室が整備されている国立病院・療養所など111施設に対し、都道府県から相談を受けた場合には患者受け入れに協力するよう指示した。陰圧病室は病原体が外部にもれないよう室内の圧力を低く設定した設備で、同省の調べでは民間も含めた全国111医療機関に659床分整備されている。同省はまた同日、外務省から巡回医師団への協力依頼を受け、国立国際医療センターの医師2人を、患者が集団発生している中国広東省広州市に派遣した。