山之内製薬は５月15日、03年３月期決算をまとめた。〔03年３月期〕売上高　5066億200万円（5.3％増）営業利益　1056億9700万円（12.1％増）経常利益　1037億6900万円（3.7％増）純利益　598億5800万円（8.5％増）〔04年３月期予想〕売上高　5260億円 経常利益　1110億円 純利益　620億円 医薬事業の好調とコスト効率化で増収、２桁減益。ハルナールはバルクロイヤリティも含め全世界で大台乗せの1104億円を売り上げた。国内は473億円。高脂血症治療薬リピトールは37.7％増の634億円で、今期は750億円を予想する。メバロチンとの首位争いが現実になりそうだ。ガスターは38億円減って789億円、アドバフェロンは13.3％伸ばして78億円。昨年12月発売のミカルディスは４ヶ月で31億円と、ARB先行３剤とほぼ同じ滑り出しをみせたという。今期は143億円まで成長させる。欧米で承認申請を済ませた過活動膀胱治療薬「YM905」は、販売名が「ヴェシケア」（Vesicare）に決まった。販売パートナーの選定を急ぐ。