クラヤ三省堂 生物由来製品「報告義務」で新システム
公開日時 2003/06/18 23:00
クラヤ三星堂は6月18日、改正薬事法で卸に実施を義務付けられた、生物由来
製品の販売実績を製薬企業に報告する制度に関し、新たなシステムを導入した
と発表した。受領伝票をスキャナーで読み込み、センターでのデータ入力と確
認を済ませた後、電子メールに添付して1ヵ月単位でメーカーに送る仕組み。
日本卸連からの要請に応え、他卸にも無償提供する。
同社とミクロ情報サービス、富士通、松下電工が共同開発した。費用は1000万
円。データのやりとりには1行100円程度かかるが、メーカーにどの程度まで
負担してもらうか今後検討する。クラヤ三星堂の場合、1か月で約10万行のデ
ータになるという。7月30日から稼動する。