厚労省・予算概算要求 医薬基盤技術研究施設を整備、ゲノム科学応用
公開日時 2003/08/27 23:00
厚生労働省は8月27日、04年度予算概算要求を発表した。一般会計は総額20兆
2154億円で、03年度予算額(19兆3787億円)から4.3%の伸び。新規事業とし
て、ゲノム科学、タンパク質科学などの先端的技術を活用し成果を開発に橋渡
しするための中核的な研究施設を整備し05年度の独立行政法人医薬基盤研究所
(仮称)への移行を図る事業に13億円を計上。新規事業医薬品の名称や外観が
類似している製品の取り違えによる医療事故を防止するため、情報データベー
スを整備する「医薬品表示コード化による医療事故防止対策推進」(800万円)
も新たに掲げた。
その他、医薬品に関する主な事業は次の通り。▽根拠に基づく医療(EBM)、
医療のIT化などの推進(11億円)=インターネットを利用し医療関係者や国
民に情報提供▽独立行政法人医薬品医療機器総合機構(新機構)の設置による
安全対策業務の充実強化(3億4000万円)=集積した副作用情報に基づき解析
などの調査を実施▽市販後安全対策等の充実強化(1億6000万円)=特定の医
薬品で健康被害が発生した場合に同様の副作用発生の蓋然性が高い薬効群に属
する医薬品を供給する企業に、臨床薬理学的知見に基づいた評価を実施させる
手法を開発▽新機構設置による審査業務充実(6億9000万円)=バイオ・ゲノ
ムの時代に対応できる質の高い審査関連業務を一元的に行う▽治験推進体制充
実(17億円)=疾患群ごとの大規模治験ネットワークを拡充▽疾患関連タンパ
ク質解析の推進(35億円)=疾患特有のタンパク質を同定しデータベース化す
ることで画期的医薬品開発を支援▽ナノメディシン関連研究の推進(21億円)
=より精密な画像診断技術や有効性・安全性の高い医薬品の研究開発を推進