メルク エピペン注射液販売スタート
公開日時 2003/08/27 23:00
メルクは8月27日、蜂刺されによるアナフィラキシー補助治療剤「エピペン注
射液0.3mg」の販売を開始したと発表した。医療用医薬品の日本での自社販売
第1号。林業関係者やアウトドア愛好家などを患者として想定しており、同社
は、使用に対し十分な指導ができるよう、アレルギー学会認定医や森林組合の
産業医に対し、「エピペン処方医師」の登録をスタートさせた。
承認された効能・効果は「蜂毒に起因するアナフィラキシー反応に対する補助
治療」で、対象患者は体重30kg以上の成人。15kg以上30kg未満患者に対する
「0.15mg」投与についても申請したが、継続審議となっている。同社は、将来
的に食物や薬物アレルギーにも適応拡大したい考えで、「今後のアプリケーシ
ョンのために、適切に使用されるという実績がまず第一」(同社)として、売
上目標などは公表していない。