厚労省・調査 「205円ルール」撤廃で100円未満が6割弱
公開日時 2003/10/13 23:00
02年社会医療行為別調査から薬価階級別に薬剤(投薬)点数の構成割合(入院
外)を見ると、50円未満の薬剤が34.2%(前年9.9%)、50円以上100円未満23.
9%(9.0%)。これらを含め250円未満の薬剤が83.7%(35.9%)を占める。
低薬価の薬剤が前年と比べ大幅に増加しているように見えるのは、薬剤名の記
載が免除されていた「205円ルール」が同年4月廃止されたため。前年52.3%
を占めた「無記載」は、対象が「手書きで175円以下」の新たなルールになり3.
6%に激減した。
また、同調査から1件当たり薬剤種類数を見ると、全体で3.72(前年2.93)。
一般医療が3.41(2.70)、老人医療が4.46(3.54)。205円ルールでは薬剤名
無記載を「1剤」とカウントしていたが、撤廃により実際の薬剤種類数に近い
数字となった。