日本SMO協会 市場規模右肩上がり、鮮明に
公開日時 2003/10/29 23:00
今年4月に発足した日本SMO協会が10月29日発表した会員企業アンケート調査
結果から、国内SMO市場が急速に拡大している実態が浮き彫りになった。調査
は会員48社(現在51社)を対象に8月に実施、46社から回答を得た。それによ
ると、会員が関わった治験症例数は00年の5214例(回答社数40社)から、01年
に1万202例(40社)、02年に1万7725例(40社)と、とくに01年から02年に
かけて7500例増えた。この結果から、02年のSMO市場規模は会員だけでも200億
円と推定されるという。協会では「今後数年は右肩上がりが続くだろう」と見
ている。
会員が関わったプロトコル数は00年の271本(43社)から、01年に516本(43社)
、02年に782本(43社)と250本ペースで増加。また、会員が関わった延べ治験
実施医療機関数は00年の507施設(43社)から、01年に1057施設(42社)、02
年は1495施設(43社)と500施設ペースで増えている。
回答した46社の従業員総数は4987人、所属CRC総数は1363人。なお、国内には1
20~130社のSMOが存在するとの指摘がある。