協和発酵 研究所から約20人をMRに
公開日時 2003/10/30 23:00
協和発酵工業は今年度から、研究所所属の従業員をMRとして営業本部に異動さ
せる人事をスタートさせた。研究者を医療現場と密接な部署に配置することで、
医師からの高度な質問に直接対応できる体制を取るとともに、現場のニーズを
的確に把握し研究に生かす狙い。第1期生として20人弱が9月に異動。12月ま
で導入教育を受けた後、04年8月ごろまで大学病院やその他の基幹病院でサブ
担当として実習。同8月以降本配属となり、同12月にMR認定資格試験を受ける。
松田譲社長が、「Monthlyミクス」11月号の取材で明らかにした。「研究者に
は、3年間とか5年間とか現場に出てもらう。それから戻ってもいいし、行っ
たきりでやりたい人はそれでもいい。想像と違うから1年で戻ってくる人がい
てもおかしくない」と述べ、効果が期待できれば今後もこうした人事交流を積
極的に行う方針を示した。