帝人 ボナロンが7割増、通期100億円へ
公開日時 2003/11/04 23:00
帝人が11月4日発表した04年3月期中間決算によると、骨粗鬆症治療剤ボナロ
ンは前年同期比69.2%増の44億円となり、通期では100億円(前期は62億円)
に届く勢い。医薬品の研究開発費は前年同期より膨らんだ。フェーズ3の段階
にある痛風症治療薬「TMX-67」、喘息治療薬「BTR-15」、ボナロンの週1回処
方製剤「GTH-42W」の開発を加速、今年度中の申請をめざす。
同社は医薬医療事業を帝人ファーマに承継し、10月1日から事業を開始。大八
木成男社長は会見で(1)イノベーションのサイクルをきちんと回す(2)疾
患に対して医薬品、医療品の両面からアプローチする特徴を出す(3)国際化
に関してアジア、中近東に加え欧米にも積極的に手を打っていく──と抱負を
述べた。
〔04年3月期中間・医薬医療事業〕
売上高 460億円(通期予想950億円)
営業利益 75億円(160億円)