感染症週報 マイコプラズマ肺炎漸増傾向
公開日時 2003/11/04 23:00
国立感染症研究所が11月4日までにまとめた感染症週報第42週(10月13~19日)
によると、マイコプラズマ肺炎の報告数が依然として高く推移している。第40
週の定点当たり報告数0.30から41週には0.29に低下したものの、42週には再び
増加し0.31になった。年齢別では、1歳~9歳での報告数が目立つ。
同肺炎は晩秋から冬にかけて増加。従来は4年周期でオリンピックのある年に
流行を繰り返すとされてきたが、近年この傾向は崩れつつある。過去4年の同
じ第42週で見ると、02年(0.22)、01年(0.28)、00年(0.13)99年(0.07)
のいずれよりも高い数字。99年以降、週の報告数が定点当たり0.30を超えたの
は、01年の第45週(0.37)、46週(0.32)、48週(0.36)、49週(0.34)のみ。