厚労省 心神喪失者医療観察で24入院施設整備へ
公開日時 2003/12/23 23:00
心神喪失状態で殺人や放火、強盗などの重大な他害行為を起こした者に適切な
処遇を行う「心神喪失者等医療観察法」で位置付けられた「指定入院医療機関」
について、厚生労働省は12月22日までに、当面全国24ヵ所程度を目標に専門病
棟を段階的に整備すると発表した。指導的な役割が期待される施設として、ま
ず、国立精神・神経センター武蔵病院(東京都小平市)、国立肥前療養所(佐
賀県東脊振村)の2ヵ所で病棟設計に着手することを念頭に、これら2施設の
地元への説明を進める方針。
厚労省の発表では、北海道・東北、中国・四国、九州の3ブロックにそれぞれ
3ヵ所、関東甲信越ブロックに8~9ヵ所、東北・北陸ブロックに2~3ヵ所
程度整備する。