扶桑薬品 がん遺伝子治療用医薬品AdGVCD.10の開発中止
公開日時 2004/01/05 23:00
扶桑薬品工業は12月26日、シトシンデアミナーゼ遺伝子発現アデノウイルスベ
クター(AdGVCD.10)の開発を中止すると発表した。
米GenVecと共同開発した大腸がんの肝転移に対する遺伝子治療用医薬品の候補
物質AdGVCD.10が第一世代と呼ばれる構造であるのに対し、海外ではその改良
型が主流。並行してGenVecと共同開発中の、がん細胞を標的化した新規ベクタ
ーの開発に専念すべきと判断した。