厚労省 精神科の包括評価に「特定薬物療法加算」
公開日時 2004/01/18 23:00
中医協・診療報酬基本問題小委員会で事務局の厚生労働省は、精神科の包括評
価病棟での薬物療法について、非定型抗精神病薬を使うなど一定要件を満たし
た診療について「特定薬物療法加算」を追加する案を提出した。優れた治験効
果を示す新世代薬剤を使用しやすくする狙い。専門家の話によると、包括評価
病棟での診療のうち非定型抗精神病薬を使うのはおおむね2割程度という。
支払い側委員が「(同薬を使う療法のみ)出来高にはできないか」とただした
のに対し、事務局は、「出来高での評価はひとつの手法ではあるが、推進して
いる包括評価の線をくずすつもりはない」と答えた。