感染研・週報 2週遅れでインフルエンザ流行入り
公開日時 2004/01/19 23:00
国立感染症研究所は1月19日、感染症週報03年第52週(12月22~28日)をまと
めた。インフルエンザの定点当たり報告数は1.79(前週0.85)で、流行開始の
基準値とされる「1.00」を今シーズン初めて上回った。前年には第50週に基準
値を突破し1.65を記録しており、今シーズンは、2週間遅れの流行スタートと
なった。山形(定点当たり9.75)、群馬(9.11)、福島(8.95)などでの報告
が目立つ。
また、第43週(10月20~26日)以降、増加傾向を示す咽頭結膜熱はこの週も0.
37(前週0.35)の高い数字を示した。前年の同じ週(0.12)の約3倍。03年の
累積定点当たり報告数も、過去10年と比較して3倍の数字だ。