感染研・情報センター 14都県でインフルエンザ注意報
公開日時 2004/01/22 23:00
国立感染症研究所感染症情報センターが1月22日までにまとめた「インフルエ
ンザ流行レベルマップ」第2週(1月5~11日)によると、保健所管轄単位で
みた定点当たり患者報告数が「10.0」の基準値を超して「流行注意報」を発令
した地域が東日本を中心に42ヵ所あり、14都県にまたがることが分かった。栃
木では、県内6保健所のうち5保健所で注意報を発令した。
この週、管内保健所が注意報を出したのは、岩手、宮城、山形、福島、新潟、
長野、愛知、三重と、千葉を除く関東6都県。全国レベルの報告数は定点当た
り3.72で、同研究所が流行開始の基準としている「1.0」を大きく上回った。
ウイルス検出は、これまでA/ソ連型1件、A/香港型162件、B型15件が報告され
ている。
前週までに北海道・釧路保健所、山形・最上保健所で、定点当たり報告数「30.
0」を超し「警報」を発令したが、この週はいずれも解除した。