スイスのロシュが２月４日発表した03年１―12月決算によると、売上高は６％
増の312億2000万スイスフラン、純利益は30億6900万スイスフラン（前期は40
億2600万スイスフランの赤字）。医療用医薬品の売上高は14％増の197億8100
万スイスフラン。

マブセラ／リツキサン、ハーセプチン、ゼローダなどがん領域が60億7800万ス
イスフラン（現地通貨ベースで30％増）、Ｃ型肝炎治療薬ペガシスとコペガス
が９億4200万スイスフランと好業績を牽引した。

インフルエンザ治療薬タミフルは、日本で02年～03年シーズンの患者数が例年
より多かったこと、米国で03年～04年シーズンのスタートが早かったことから
大幅増（現地通貨ベースで184％増）を記録した。