中医協 民間病院へのDPC拡大で13日諮問、答申へ
公開日時 2004/02/05 23:00
4月1日に予定される次期診療報酬改定に向け、審議が中断していた中医協は、
予定より1週間遅れ2月13日に諮問、答申の見通しとなった。それを前に同12
日に総会を開いて事態の正常化を図る。懸案のDPC(診断群分類)による包括
評価対象病院については、診療側が譲歩しているDRG試行10病院の枠を越えて
民間病院などにも拡大するものの、包括評価への移行時期を後にずらすことで
打開策を見出す案が浮上してきた。
関係筋によると、2月5日までに行った健康保険組合連合会(健保連)、日本
医師会(日医)のトップ会談でも、「話し合いの土俵には乗るが、中身につい
て了承したわけではない」(健保連サイド)、「歩み寄ろうとは言ったが、き
わどいところ」(日医サイド)とまとまらず、星野進保会長が間に入る形で調
整案を提示すると見られる。DPCに移行するのは、DPCの評価のためにすでにデ
ータ収集を行っている民間病院などが対象になるとみられる。