感染研 インフルエンザ流行加速
公開日時 2004/02/08 23:00
国立感染症研究所が2月6日まとめた感染症週報第4週(1月19~25日)によ
ると、インフルエンザの定点当たり報告数は21.44で、前週(8.44)の2.5倍に
なった。これまで昨シーズンより2、3週遅れで流行が進み、前週の第3週は、
昨シーズンでは3週間前にあたる02年第52週(8.71)と同程度だったが、第4
週は一気に流行が加速し、03年第2週(18.95)を超えて第3週(29.15)に迫
る勢いだ。
都道府県別では、宮城(50.92)、長野(44.48)、埼玉(40.54)などで高い
数値を示す。また、過去4シーズンの同じ時期と比較すると、03年(38.52)、
00年(34.49)より低く、02年(7.92)、01年(0.91)より高い。最も高かっ
た03年は第4週をピークに定点当たり報告数は下火になったが、02年、01年と
も、2月に入ってからも報告数が増加している。