厚労省・事業報告 大腸がん検診受診率が急増
公開日時 2004/02/26 23:00
厚生労働省は2月26日、02年度地域保健・老人保健事業報告をまとめた。がん
検診のうち、受診率は肺がんが22.8%で最も高いが、その次に高い大腸がん
(17.1%)は、4年前の98年度(14.8%)から大きく上昇したことが分かった。
肺がんは、98年度は22.0%だった。そのほか、子宮がん14.6%(98年度14.0%)
、乳がん12.4%(11.8%)。胃がんは13.0%で98年度(13.3%)から下がった。
また、大腸がんは605万2473人が検診を受け、その7.1%に当たる43万2191人が
要精検。0.2%の1万1941人が、「がんであったまたはがんの疑いがあった」。
肺がん(胸部エックス線)は749万412人が検診を受け、要精検は20万7830人
(2.8%)、がんであったまたはがんの疑いがあったのは7485人(0.1%)だっ
た。