感染研・週報 A型溶血性レンサ球菌咽頭炎10年で最多
公開日時 2004/03/22 23:00
国立感染症研究所が3月22日までに発表した感染症週報・第10週(3月1~7
日)によると、A型溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が増加している。定点当
たり患者報告数は、第7週の1.49から、第8週1.81、第9週1.97と上昇を続け、
この週は2.17になった。94年以降、「2.00」を超えたのは初めて。富山(9.07)
、新潟(6.22)、山形(6.00)、鳥取(5.26)、宮城(5.25)、福井(5.00)
などで報告が多い。
A型溶血性レンサ球菌は、急性咽頭炎のほか、膿痂疹(のうかしん)、蜂巣織
炎(ほうかしきえん)などを引き起こす。迅速診断キットの普及などから最近、
報告数が増加していた。