山之内製薬 ハルナールが国内外で持続的拡大
公開日時 2004/03/25 23:00
山之内製薬は3月24日、2003年度の連結業績の見通しを発表した。売上高5200
億円(2.6%増)、営業利益1060億円(0.3%増)、経常利益1060億円(2.1%)、
当期利益620億円(3.6%)となり、増収・増益の見通し。主力製品が好調なこ
とが要因。前立腺肥大症の排尿障害治療剤ハルナールがグローバルで継続的に
成長し、03年度の世界売上が1800億円以上を達成。さらに、スタチン系のリピ
トールが大幅伸長。「昨年11月の単月で、売上107億円(薬価ベース)、シェ
ア42%となり、単月ナンバーワンを達成した」(竹中社長)とし、「ナンバー
ワンスタチンの達成を早期に実現したい」と首位争奪に意欲をみせた。
アンジオテンシンII受容体拮抗剤ミカルディスは、前年比50%増。長期処方が
加わった追い風で「月商10億円を超えることになった。ピーク時は400億円を
目指す」としている。