富山化学 T-3811に係る技術料収入は次期にずれ込み
公開日時 2004/03/31 23:00
富山化学工業は3月31日、04年3月期連結業績予想を下方修正した。ニュータ
イプのキノロン系合成抗菌剤「T-3811」の導出先は決定したものの、正式契
約は2~3ヵ月後となることから、当期に見込んでいたT-3811に係る技術料
収入は次期にずれ込むことになった。当期に技術料として55億円を見込んでい
た。ただ、次期には正式契約後一時金として55億円を上回る8000万ドルを受領
する予定。今回売上予想が231億円から166億円へ65億円減となっているが、残
り10億円減分は抗生剤を中心に既存品が振るわなかった。
【04年3月期連結】
売上高 166億円(前回予想231億円)
経常利益 △53億円(1億円)
純利益 △44億円(4億円)