日本医師会 会長に植松氏
公開日時 2004/04/01 23:00
日本医師会の会長選挙が4月1日行われ、植松治雄氏(大阪府医師会長)が21
1票を獲得して当選した。就任会見で、「ガラス張り」の医師会運営を目指す
意向を表明。「(医師会の)意思決定の経緯をわかるようにしていきたい。そ
うなってはじめて医師会と国民が同じレベルでものを考えることができるよう
になるのではないか」と抱負を語った。
02年の診療報酬改定時には、2.7%の大幅引き下げを受け入れた坪井前執行部
を非難したが、「私たちは下がったことに怒ったのではなく、なぜそうなった
のかが見えなかったから、信頼することができないということ」と説明。「今
は必ずプラス(改定)を考えられる時代ではないが、たとえマイナス改定であ
っても、(決定までの間に)どのようなことをしたかが会員の皆さんに見える
ことが大事だ」と話した。
会長選には植松氏、青柳俊氏(日本医師会副会長)、金丸昌弘氏(大阪府医師
会)が立候補。開票結果は総投票数342票中、植松氏211票、青柳氏127票、金
丸氏0票、白票4票だった。青柳俊氏は、結果を受け「それこそ人間不信にな
りましたから。今後(医師会活動には)いっさいかかわりを持たないつもり」
と率直に語った。
日医新執行部(順不同、敬称略) 【会長】植松治雄【副会長】櫻井秀也、宮
崎秀樹、寺岡暉
【JPN】