厚労省 一般薬の情報提供で部会設置へ
公開日時 2004/04/06 23:00
厚生労働省は4月6日までに、一般用医薬品の販売のあり方について検討する
ために、厚生科学審議会に新たな部会を設置することを決めた。部会は医学、
薬学、経営、法律など幅広い専門家で構成、リスクの程度に応じた情報提供を
法的に位置付けることなどを目指す。4月14日の同審議会で議論開始、遅くと
も06年の通常国会に必要な法案を提出する。
一般用医薬品の販売を巡っては近年、医薬分業の進展やドラッグストア進出の
ほか、コンビニエンスストアなどでの販売を可能とするための医薬部外品への
切り替えなど環境が変化。薬学教育6年制導入で薬剤師の専門性向上が期待さ
れる中で、薬事法制定(1960年)以来の見直しを行う。