久光製薬は４月９日、04年２月期通期決算を発表した。単体売上高698億円の
うち、医療用医薬品は前期比7.2％増の494億7600万円、一般用医薬品は1.2％
増の186億円。医療用医薬品では、ケトプロフェン含有経皮吸収パッチ剤モー
ラステープが15％増の328億9500万円、経皮吸収パップ剤モーラスが６％減の1
39億6300万円。消炎鎮痛貼付剤の市場トレンドとしてパップ剤からテープへの
シフトが進んでおり、同市場規模1200億円のうちパップ剤の割合は55％に対し
テープは45％になった。モーラステープとモーラスを合わせた市場シェアは約
４割。

05年２月期には、医療用医薬品522億円、一般用医薬品190億円を予想。モーラ
ステープは360億円、モーラスは138億円を予想している。

【04年２月期通期の連結業績】
売上高　　745億8800万円（6.6％増）
営業利益　179億8900万円（5.5％増）
経常利益　183億8800万円（6.7％増）
純利益　　108億2200万円（15.2％増）

【05年２月期通期の連結業績予想】
売上高　　777億円
営業利益　183億円
経常利益　186億円
純利益　　112億円