シェリング・プラウ C型肝炎治療薬大幅減収、厳しい状況続く
公開日時 2004/04/25 23:00
米シェリング・プラウが4月22日発表した04年1―3月期決算によると、売上
高は前年同期比6%減の19億6300万ドル、純損益は7300万ドルの赤字(前年同
期は1億7300万ドルの黒字)。
米国でのクラリチンの特許切れ、C型肝炎治療市場での競合激化とレベトール
の後発品参入で厳しい状況が続く。C型肝炎治療薬ペグイントロンは33%減の
1億4800万ドル、レベトールは55%減の9900万ドル。
シェリング・プラウの創製でメルクと共同開発、共同販売している腸内でのコ
レステロール吸収を阻害する新しいタイプの高脂血症治療薬ゼチアの全世界売
上は1億8900万ドル。ゼチアとゾコールの合剤の「VYTORIN」の04年後半の上
市を予定し、05年からの業績回復を期待。