厚労省・小委 「タミフル」で新型インフルエンザ対策
公開日時 2004/04/25 23:00
厚生労働省の厚生科学審議会感染症分科会感染症部会は4月23日、「新型イン
フルエンザ対策に関する検討小委員会」を開き、神奈川県警友会けいゆう病院
の菅谷憲夫小児科部長が、「ノイラミニダーゼ阻害薬」による対策について報
告した。国内で新型のインフルエンザが発生した場合でも、同阻害薬である中
外製薬の抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」が浸透していることで、死
亡者、入院患者を大幅に減少することができると述べた。
また、新型インフルエンザが発生した場合の患者数を3000万人と試算。これら
患者全員をタミフルで治療する体制を目指すとともに、タミフルによる治療体
制を支援する形の新型インフルエンザ対策が望まれると提言した。