日薬連・薬価研幹事長 「外来は将来も出来高制存続」
公開日時 2004/04/26 23:00
日薬連保険薬価研究委員会の高島克己幹事長は4月26日、東薬工主催のセミナ
ーで薬価制度改革について講演する中で、将来の薬剤給付や償還制度のあり方
に関し、「いかに包括化が進展しても、外来は出来高制度が残るだろう。そう
でないと医薬分業はなりたたない」と見通した。
また、包括化が進めば薬価制度の存在理由がなくなると一部で議論されている
こと対し、「現行の形ではないにしろ薬価制度は将来も続く。調整幅のような、
取り引きに伴う『ハンドルの遊び』は残した上で、ドクターや薬局が、薬を使
えば使うほど損をするとか逆に使うほど得をするとかいった、損得のない仕組
みが必要」と述べた。