三共 05年度からの新経営計画策定へ
公開日時 2004/05/17 23:00
三共の庄田隆社長は5月17日記者会見し、05年度からの新経営計画を策定する
方針を示した。05年にエスポー、グランの販売契約の解消、06年には米国での
プラバスタチン特許切れがあり、経営の岐路に立つ。このため、CS-747(虚血
性疾患)やCS-505(動脈硬化性心血管疾患)といった欧米で開発中の自社創製
品について、特に米国市場で自社に最大限収益を回収する仕組みを早期に確立
することが最大の経営課題になると述べた。
欧米でフェーズ3準備中のCS-747については、イーライリリーと共同開発、共
同商業化の契約を結んでいるが、「まず5分5分に取り組んでいける体制を構
築したい」と述べた。また、欧米でフェーズ2/3段階のCS-505については
「単独で開発中だが、新しいクラスの薬剤で大規模な開発が必要になることか
ら、提携が必要になってくるだろう」と述べた。