サノフィ エロキサチン、初期結腸がん補助療法での有効性証明
公開日時 2004/06/07 23:00
サノフィ・サンテラボは6月7日、6月3日発売のニューイングランド医学ジ
ャーナルで、結腸直腸がん治療薬エロキサチンによる補助療法に関するスタデ
ィ(MOSAIC)の結果、結腸がんに対する現行の標準的補助化学療法(5-FU/L
V)に加えてエロキサチンを使用することにより、原発巣の摘出手術を受けた
患者のがん再発リスクが23%低下することが証明されたと発表した。
臨床試験は国際的な大規模無作為フェーズ3で、2246人の患者を対象に、3年
無病生存率を主要エンドポイントとした。サノフィ社の決算発表によると、03
年の全世界でのエロキサチンの売上は前年比112%増の8億2400万ユーロ(約1
079億円)。日本では、ヤクルト本社が今年2月厚生労働省に申請した。