厚労省・医療費の動向 インフルエンザ流行反動で1月1.0%の微増
公開日時 2004/06/13 23:00
厚生労働省が6月11日まとめた最近の医療費の動向(メディアス)04年1月分
によると、医療費総額の伸びは1.0%で、稼働日の影響で低めの数字だった7
月(0.4%、休日の影響修正後1.6%)、8月(△0.2%、修正後2.1%)を除く
と03年度で最も低い。前年同月(03年1月)にインフルエンザが流行し医療費
を押し上げた反動と見られる。02年度全体では△0.8%とマイナス基調の中、
1月には2.4%の突出した高い伸びを示していた。
04年1月の内訳を見ると、入院(0.1%)はプラスながら入院外(△0.1%)は
マイナス。医科診療所(0.5%)についてみると主たる診療科別では内科(△1.
3%)、小児科(△6.0%)で落ち込みが激しい。いずれも、前年同月にはイン
フルエンザ流行の影響で比較的高い数字を示していた項目だ。