ファイザー アロマシン、有用性示す新データ
公開日時 2004/06/14 23:00
ファイザーは6月14日、米国臨床腫瘍学会(6月5日~8日)でアロマシンが
閉経後の早期乳がんと進行乳がんのいずれにも有用であることを示す成績が報
告されたと発表した。閉経後進行乳がん患者を対象としたアロマシンと標準治
療薬タモキシフェンのフェーズ3直接比較試験では病勢進行までの期間(がん
が進行するまでの期間)がアロマシンの方が有意に長かったという。対象症例
数は25ヵ国81施設382例。
また、閉経後早期乳がん患者147例を対象としたアロマシンとプラセボの比較
試験(027試験)で骨量減少に及ぼす影響を評価した結果、アロマシン投与で
緩やかな骨量減少が見られたものの、その程度では骨折のリスクは増大しない
ことが推察されたという。