厚労省・検討会 精神科救急医療センター設置へ
公開日時 2004/06/20 23:00
厚生労働省の精神病床等に関する検討会(座長・吉川武彦中部学院大学教授)
は6月18日、第9回会合を開き、救急医療システムについて、一般病床の「第
3次救急医療施設」に相当する「精神科救急医療センター(仮称)」の制度化
について了承した。都道府県に1ヵ所程度の整備を目指す。会合では、同セン
ターの位置付けについて「公立病院が担うべき」「私立病院でも対応できる」
と相反する意見が出たが結論には至っていない。
会合ではこのほか、(1)精神医療に対する第三者機関による評価機能を構築
する(2)都道府県による入院患者の処遇に関する実地指導で命令に従わない
場合は指導の内容や改善計画を公表する――といった項目についても了承した。
これらのことがらは、7月末をめどにまとめる報告書に盛り込む。