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Web講演会中に疑問が生じた場合の解消方法 1位は“講演会終了後のMRからの情報提供” 医師調査

公開日時 2025/08/22 04:52
医師の4人に1人は、Web講演会中に疑問点が生じた場合の解消方法として、講演会終了後にMRから情報提供されることを希望している――。このような調査結果を、製薬デジタルマーケティング支援会社MCI DIGITALが運営する「DM白書ラボ」がまとめた。Web講演会で生じた疑問点の解消に向け、医師の8割は製薬企業に何かしらの対応を希望していることを確認。希望する対応の1位は「講演会終了後に、講演会中の質疑応答や演者コメントについてMRから情報提供される」(26.4%)で、MRによるフォローアップを希望する声が多かった。属性別では国公立病院勤務医で若干その割合が高かった。

文末の「関連ファイル」に、Web講演会中に疑問点が生じた場合の解消方法として、製薬企業に希望する対応に関する資料を掲載しました(会員のみダウンロードできます。無料トライアルはこちら)。

医師向けのWeb講演会の課題として、▽講演会中の質問に対する演者の回答は短く、疑問が解消しない、▽疑問点があってもほとんど質問したことがない――ということがある。このような背景からDM白書ラボは、MCI DIGITALの医師会員を対象に、「Web講演会中に疑問が沸いてきたとき、疑問解消のために製薬企業へ希望する対応はどのようなものがあるか」を複数回答可で聞いた。調査は24年12月19日~23日に実施。有効回答数は1333件。

◎40代未満の医師 「講演会前に事前に講演に関する質問を送り、回答もらえる仕組み」求める

Web講演会に参加して「疑問点が生じることはほぼない」又は「疑問は自分で解決するので製薬企業に期待していない」との回答が合計約20%あった。この結果からDM白書ラボは、「80%の医師は製薬企業に対して、講演会中に生じた疑問点の解消を期待している」と分析した。

疑問点の解消に向けて製薬企業に希望する対応を見てみると、医師の20%以上の回答を集めた取り組みとして、▽講演会終了後、講演会中の質疑応答や演者コメントについてMRから提供される(26.4%)、▽講演会中に、個別に演者への質問を送れる仕組み(24.5%)、▽講演会中に、担当MRへ質問を送れる仕組み(21.8%)、▽講演会前に事前に講演に関する質問を送り、講演会中や講演後に回答をもらえる仕組み(21.2%)――の4つが挙がった。

医師の属性別に分析すると、40代以上の医師(n=1140)が最も求めた対応は、「講演会終了後、講演会中の質疑応答や演者コメントについてMRから提供される」(26.4%)だった。一方で、40代未満の医師(n=193)が最も求めた対応は、「講演会前に事前に講演に関する質問を送り、講演会中や講演後に回答をもらえる仕組み」(31.1%)だった。若手医師では、実臨床における課題解決を、Web講演会や演者に期待していることがうかがえる。

医師の勤務施設形態別では、▽国公立病院、▽その他の病院(国公立以外の病院)、▽診療所・クリニック――で最も選ばれたのは「講演会終了後、講演会中の質疑応答や演者コメントについてMRから提供される」で、なかでも国公立病院の医師は29.7%がこれを挙げた。大学病院の医師は「講演会前に事前に講演に関する質問を送り、講演会中や講演後に回答をもらえる仕組み」が最も多かった。

DM白書ラボは、MCI DIGITALが四半期に1回まとめている医師5000人調査「医師版マルチメディア白書」から導き出したチャネル活用上の課題を軸に、独自の深掘り調査や医師インタビューなどを行い、課題解決策や業界事例などを発信している。
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