厚労省 ペースメーカなど「クラス1」自主回収7件
公開日時 2004/06/24 23:00
厚生労働省は6月24日の薬事・食品衛生審議会医療用具安全対策部会で、03年
度に不具合のため医療用具の自主回収が292件あったことを明らかにした。回
収の報告を求めた96年の薬事法改正以降、02年度(308件)を除いて最も多か
った。重篤な健康被害または死亡の原因となり得る「クラス1」は、ペースメ
ーカや輸液チューブセット、穿孔機器など7件だった。
また、03年度中にあった医療用具の副作用等報告が計5383件あったことも、担
当官が実際に用具を示すなどして説明。関連して、委員から、「業者に自主点
検を指示しても、そのことが医療現場に下りてくるのに時間的ロスがある。ホ
ームページなどで随時チェックできるようにしてほしい」と要望があった。