杏林製薬 メルクとの共同研究継続、有望合成抗菌剤特定可能性高まる
公開日時 2004/08/19 23:00
杏林製薬は8月19日、米メルクとの合成抗菌剤の共同研究継続契約および今後
の特定化合物の開発に備え独占的ライセンス契約を締結したと発表した。両社
は98年から呼吸器感染症に重点を置き、市中肺炎、重症院内感染症をターゲッ
トに共同研究を行ってきたが、有望な開発化合物候補特定の可能性が高まった。
新たな共同研究期間は3年間。
共同研究で特定された化合物については、杏林は日本を除く全世界でのライセ
ンスをメルクに供与、その対価としてマイルストーンおよび売上に応じたロイ
ヤリティを受け取る。日本では杏林がメルクからライセンスを受け、杏林とメ
ルクの100%子会社である万有製薬と共同開発を行い、上市後はコ・プロモー
ションを実施する予定。