武田薬品 ブロプレスが左室機能低下伴う慢性心不全患者の死亡率改善
公開日時 2004/08/31 23:00
武田薬品工業は8月31日、ドイツで開かれている欧州心臓病学会でARBカンデ
サルタン(日本製品名:ブロプレス)の大規模臨床試験CHARMサブスタディの
結果、左室機能低下を伴う慢性心不全患者でカンデサルタンがプラセボと比較
して死亡率(全死亡例)を12%、心血管死を16%、心不全悪化による入院を24%
それぞれ減少させたことが報告された、と発表した。
CHARM試験の総数7601例のうち、収縮機能が低下しているEF(左室駆出率)40%
以下の症例4576例を対象に再解析。これらの症例では従来の薬物療法(ACE阻
害剤、ベータ遮断薬、利尿薬)が適宜併用されている。
CHARMの本試験成績(ARBは心不全に有効、ARBとACE阻害薬の併用は心不全に有
効など)は03年8月の欧州心臓病学会で、また04年3月の米国心臓病学会では、
糖尿病の新規発症を抑制、突然死を抑制などサブスタディ成績が発表されてい
る。
心不全の適応拡大申請については、日本では武田が01年12月、米国ではアスト
ラゼネカが04年6月、欧州ではアストラゼネカが04年4月に行っている。