厚労省 インフルエンザワクチン予約23.5%増
公開日時 2004/09/07 23:00
厚生労働省は9月7日、インフルエンザワクチンの04~05年シーズンの都道府
県別予約状況をまとめた。全国の医療機関から卸販売業者に、前シーズン(14
62万6474本)より23.5%多い、1806万5178本の予約があった。ワクチン安定供
給のため厚労省は、医療機関ごとの注文量が前年の使用実績を3割以上上回ら
ないよう指示しているが、都道府県単位でも、東京(39.4%)のほか栃木、福
島、大阪、山梨、福井、兵庫、長野、岐阜の全9都府県で、前年実績より3割
以上上回る予約があった。
また、前シーズンに必要量を上回るワクチンを購入し100本以上返品した医療
機関32施設に対する別の調査で、返品の理由をたずねたところ、回答19施設の
うち9施設が「接種見込み者数より実際の接種者数が少なかった」と答えた。
その他、予約者のためワクチンを確保していたが接種に来なかった(6施設)、
1回接種した者が2回目の接種に来なかった(4施設)などだった。