厚労省 抗がん剤併用療法で事前評価の10品目を通知
公開日時 2004/09/08 23:00
厚生労働省は9月8日までに、薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会が事前評
価した、抗がん剤併用療法で適応外使用される医薬品の一覧と関係企業連絡先
を、都道府県など関係機関に通知した。また、(1)単に国外での用法・用量
に従うのではなく個別の患者の状態に合わせ使用量を調整する(2)重篤な副
作用を知った医療機関は関係企業や厚労省に報告(3)これら医薬品の承認を
取得している製薬企業は速やかに承認事項一部変更申請――などの指示をあわ
せて徹底した。
医薬品一覧は、これまでに抗がん剤併用療法に関する検討会が有効性、安全性
の根拠情報を収集し、同部会が事前評価した15療法に使用される10品目で、次
の通り。各社の安全担当部署直通電話番号も記載した。
塩酸ドキソルビシン=協和発酵工業▽イホスファミド=塩野義製薬▽エトポシ
ド=日本化薬、ブリストル製薬▽パミドロン酸ナトリウム=ノバルティスファ
ーマ▽シスプラチン=日本化薬、ブリストル製薬、マルコ製薬、メルク・ホエ
イ、ファイザー▽硫酸ビンクリスチン=日本化薬▽デキサメタゾン=万有製薬、
日本オルガノン、富士製薬工業▽フルオロウラシル=協和発酵工業▽塩酸プロ
カルバジン=中外製薬▽レボホリナート=ワイス