保団連 「民間医療機関のタミフル備蓄に財政措置を」
公開日時 2004/09/20 23:00
全国保険医団体連合会は9月16日、新型インフルエンザ対策として、民間医療
機関でも治療薬であるリン酸オセルタミビル(タミフル)を一定量備蓄できる
よう、供給に関する方策を求める要望書を、厚生労働省に提出した。具体的に、
有効期限切れで未使用のまま廃棄した薬剤の購入費用を、医療機関に補填する
財政措置などを求めた。
同対策で厚労省は、治療薬に関し、製薬会社が確保している量を超える分につ
いては国と都道府県が5年計画で備蓄することとし、国の備蓄に要する費用と
して4億3600万円を05年度予算概算要求に計上している。
要望書ではまた、予防接種について、(1)防腐剤(水銀)無添加ワクチンの
供給(2)医師会加入医師が所属する医療機関に限定せずすべての施設で公費
接種を行うよう市町村を指導(3)公費接種を念頭に小児を対象としたワクチ
ンの有効性等に関する研究の実施――なども求めた。