沢井製薬 中間業績予想を大幅下方修正、先発メーカーの防御強力
公開日時 2004/09/26 23:00
沢井製薬は9月24日、05年3月期中間業績予想を下方修正した。4月の薬価改
定の影響を、数量増でカバーできると見ていたが、薬価改定と新規後発品の薬
価算定係数引き下げ(0.8掛けから0.7掛け)を背景に先発メーカーとの販売競
争が激化。特定機能病院など新市場開拓の遅れ、新製品の売れ行き不振などに
より売上が伸び悩んだ。「薬価差による先発品回帰現象も見られた。先発メー
カーの防御が強力になっている」としている。
利益面では、売上総利益の低下、広告宣伝費やコントラクトMR採用などによる
経費増に加え、特別損失に固定資産除却損約3億6000万円を計上。通期業績予
想は、中間決算発表時までに策定し公表する予定。
【05年3月期中間連結業績予想(前回予想)前年同期】
売上高 114億7000万円(123億5000万円)112億100万円
経常利益 6億2000万円(17億3500万円)19億4900万円
純利益 3000万円(9億4000万円)11億1700万円