中医協・星野会長 連合の「改善策」に疑義
公開日時 2004/10/06 23:00
中医協・全員懇で日本労働組合総連合会(連合)が提出した改善策で、診療報
酬改定議論に関し「(中医協は)公平性、透明性が必ずしも担保されていない」
としていることに対し、星野進保会長が、「中医協がでたらめをやっているよ
うな印象を受け、納得できない」と語気を荒げた。参考人として改善策を示し
た連合の龍野葉二総合政策局長は、「少しでも中医協を分かりやすいものにと
の問題提起」と説明したが、星野会長の修文要請に応じた。
「委員推薦にあたっての連合の改善策」では、「診療報酬の改定が中医協を舞
台に行われるにもかかわらず、その科学的な根拠にもとづく改定ルールが必ず
しも明確ではなく、政治的な影響を受ける」として、被保険者や患者、国民に
は納得できないとしている。星野会長は、「少なくともここ4年位は、エビデ
ンスに基づいた詳細なデータで議論が行われている。連合推薦委員も(改定に
関する)最終場面にいて、そこで決着した」と断じた。