中医協・分科会 医療技術評価で158学会から「希望書」募集
公開日時 2004/10/07 23:00
中医協の診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(分科会長・吉田英機昭
和大学医学部教授)は10月7日、日本医学会分科会、内保連、外保連のいずれ
かに属する158学会を対象に、医療技術の評価、再評価に関する希望書を募る
ことを決めた。11月開催予定の中医協・診療報酬基本問題小委での了承を受け、
希望書の用紙を配布、05年7月ごろを提出期限とし、06年4月予定の次期診療
報酬改定に反映させる。
希望書は「保険未収載技術の評価」と「既収載技術の再評価」の2種類で、有
効性や安全性のほか、普及性、医療費への影響など効率性を記入する。集まっ
た「希望」は、(1)臨床医を中心としたワーキンググループで専門的観点か
ら行う一次評価(2)一次評価結果を通過した一定水準以上の技術を対象に分
科会全体で幅広く行う二次評価――の2段階で評価し、中医協に報告する。
中医協は04年4月改定前にも学術団体を対象に医療技術の評価に関する希望を
募ったが、1週間で500近い要望が集まり、今回から体系立てて受け付けるこ
とにした。