小野薬品 新規エイズ治療薬がフェーズ2aで強力な抗ウイルス作用
公開日時 2004/11/01 23:00
小野薬品工業は11月1日、02年に英グラクソ・スミスクラインに導出した新規
エイズ治療薬、経口CCR5受容体拮抗剤ONO-4128/873140のフェーズ2aの結果、
ウイルス量が「200mgの1日1回投与」で約3分の1、「200mgの1日2回投与」
で約17分の1、「400mgの1日1回投与」で約11分の1、「600mgの1日2回投
与」では約46分の1に減少したと発表した。偽薬を投与した患者は投与前後の
ウイルス量がほとんど変化しなかった。
有害事象も投与の比較的初期に軽度の消化器症状が見られた程度だったという。
米国で開催されている第44回抗菌薬および化学療法に関する学術大会で試験成
績が発表された。