中医協は11月10日、総会を開き、贈収賄事件で逮捕者を出し委員が欠員状態と
なっていた、日本歯科医師会（日歯）と日本労働組合総連合会（連合）からそ
れぞれ１人の推薦委員が就任した。日歯推薦委員は日本歯科医学会の黒﨑紀正
副会長で、中医協が定めた「今後の取り組み方策」に従い日歯外部からの起用。
連合は、小島茂生活福祉局長を推薦した。

総会の冒頭、黒﨑委員は、「日歯の代表という立場ではないが、歯科医療への
不信を生じさせたことをおわびする。歯科医療の信頼回復に向け努力する」と
述べた。連合とも事件まで２人ずつを推薦委員として出していたが、10月27日
の全員懇で了解した「取り組み方策」では、当面の措置として、それぞれ１人
減の、１人ずつ推薦依頼することとした。