厚労省・専門委 医療用の添付文書で一般用薬リスク評価
公開日時 2004/11/11 23:00
厚生労働省の「医薬品のリスクの程度の評価と情報提供の内容等に関する専門
委員会」(委員長=埜中征哉国立精神・神経センター武蔵病院名誉院長)は11
月11日、2回目の会合を開き、一般用医薬品による副作用などリスクの分類に
ついて作業を本格スタートした。全85製品群に含有する全ての成分について、
その成分が医療法医薬品で使われている場合には添付文書でリスクをどう表現
しているか調べることを決めた。
具体的には、成分ごとに、薬理作用、相互作用(併用禁忌、併用注意)、重篤
な副作用の恐れ、濫用の恐れ――といった8項目の「提供する情報」を、医療
用医薬品の添付文書から抽出して一覧表を作成する。次回会合(11月15日)で、
抽出した情報の扱い方や、親組織である厚生科学審議会・医薬品販売制度改正
検討部会(部会長・井村伸正北里大学名誉教授)への報告方法について議論す
る。