薬食審・部会 サリドマイドのオーファン指定審議へ
公開日時 2005/01/16 23:00
催奇形性の副作用が問題化し1962年販売中止になった「サリドマイド」につい
て、国内製薬企業が希少疾病用医薬品としての指定を申請していることが1月
14日、明らかになった。同21日開催の薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会で、
指定の可否を審議する。厚生労働省は、申請した企業名について明らかにして
いない。
サリドマイドは、多発性骨髄腫に効果があるとして個人輸入が増大。厚生労働
省はこのほど、「サリドマイドを使った治療は、日本血液学会が認定する学会
研修施設で、学会認定の血液専門医の指導のもと行う」ことなどを内容とした
ガイドラインを公表している。