日本新薬・ヤンセン 経口鎮痛剤の開発、販売で契約
公開日時 2005/02/20 23:00
日本新薬とヤンセンファーマは2月18日、非麻薬性の経口鎮痛剤塩酸トラマド
ールの開発、販売に関する契約を締結したと発表した。日本新薬が独グリュネ
ンタールから導入し申請準備中までこぎつけたがん性疼痛の適応については両
社で申請し、承認取得後両社がそれぞれの製品名で販売する。
非がん性疼痛の適応についてはヤンセンが開発を担当。今年から開発を開始す
る。申請は両社で行い、承認取得後両社がそれぞれの製品名で販売する。ヤン
センはがん性疼痛治療剤デュロテップを持っており、非がん性疼痛への品揃え
強化を目指す。デュロテップの非がん性への適応拡大の開発も進める見通し。
塩酸トラマドールは独グリュネンタールの創製、81年にドイツで発売されて以
来世界100ヵ国以上で販売されている。後発品を含めた全世界での売上は1000
億円規模。